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リバースモーゲージとは?詳しく解説

「老後の生活資金を増やしたい・・・」
「退職後も住宅ローンを支払うのがキツい・・・」

といったように、老後の生活に不安を感じる人は意外と多いです。

実際に、60歳以上で無職の高齢者は毎月3万円~5万円の赤字で、貯金を切り崩しながら生活している人が多いというデータもあります。

そこで、今回の記事では老後の生活資金を増やせる「リバースモーゲージ」について

  • リバースモーゲージとは何なのか?
  • リバースモーゲージのメリット
  • リバースモーゲージのデメリット
  • リバースモーゲージがおすすめな人


といったことをまとめました。

ゆとりある老後生活を送るためには、約3,360万円もの老後資金が必要という調査結果も出ています。

いま利用者が増えているリバースモーゲージの制度を理解して、余裕のある老後暮らしを実現できるか確認してみましょう。

リバースモーゲージとは?メリットを紹介

リバースモーゲージは、いま住んでいる自宅を担保に生活資金を受け取る方法です。

リバースモーゲージには、

  • 元金は契約した人が亡くなった後、担保にしていた自宅を売却すればOK
  • 毎月の返済は利息のみ
  • 契約対象者は55歳~65歳以上(金融機関による)
  • 借りたお金の用途は自由(金融機関による)


といった特徴があります。

持ち家はあるけど現金収入が少ない高齢者には、自宅を手放さず毎月の収入を確保できるのがメリットです。

リバースモーゲージのデメリット

一方で、リバースモーゲージには

  • 長寿によるリスク
    →長生きして限度額まで使い切ってしまうリスク
  • 不動産価値の下落
    →不動産価値が下落したことにより、限度額が見直されるリスク
  • 金利の上昇リスク
    →金利が上昇し、毎月の利息が増額されてしまうリスク


といったデメリットがあります。

とくに最大のデメリットは、家を売却して得られる金額より、借りられる金額が少ないことです。

リバースモーゲージで借りられる金額の概算は、

(自宅の査定額× 0.7)× 50%〜60% = リバースモーゲージで借りられる金額


と計算すれば分かります。

たとえば、自宅の査定額が3,000万円だったとすると、

(3,000万円× 0.7)× 50%〜60% = 1,050万円~1,260万円


となり、最大で1,000万円~1,200万円しか借りられません。

1,000万円と聞くと大きく聞こえるかもしれませんが、査定額が3,000万円だったのであれば、売却したら3,000万円近くのお金がもらえるはずです。

なので、リバースモーゲージを利用してしまうと、2,000万円近くも損してしまうことになります。

しかも、リバースモーゲージは不動産価値が下落すると、当初よりも借りられる金額が少なくなってしまうこともあるんです。

なので、いまの持ち家にこだわらなければ、売却も検討してみてください。

自宅を売却して得たお金であれば、心配せず自由に使用できますし、リバースモーゲージよりもお得に大きな金額を手に入れられます。

しかも、自宅の売却には、国から3,000万円の控除が出るので税金もかかりにくいです。
査定額が3,000万円なら丸々もらえてしまう可能性があります。

リバースモーゲージがおすすめな人

リバースモーゲージは、

  • 老後資金に不安がある人
  • 老後資金はあるが、緊急時に備えて貯金を増やしておきたい人
  • 自宅を相続する相手がいない人
  • 自宅を残さず生活を充実させたい人
  • 住宅ローンの返済がキツイ人
  • 最終的に自宅ではなく老人ホームなどで暮らすことを考えている人


といった人にはおすすめの選択肢です。

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